あからさまにベタなお写真ですが。パリと言えばこれか凱旋門かしか思いつかんかったのです。
今年(2018年)の7月、なんとパリに行ってきました。約1週間の旅です。
とある企画で行くことになったのですが、パリには「いつか行けたらいいな」という誰もが持つであろう憧れというか好奇心というかそんな感じだったのでこういう形で行くことになり、なんとも複雑な気持ちでした(笑)
そんなパリへは、フランスが誇る日本の祭典「Japan Expo 2018 Paris (ジャパンエキスポ2018パリ)」に参加するために行ってきました!お客さんじゃなくて、「出展者」としてです。正確には出展者さんのサポート&写真・動画撮影スタッフとしてですが。
今回は3部作でお送りしたいと思います。まずはその1「パリへの道のり」編。
パリに行く人や荷物のパッキングとか参考になるといいな。
パリへの道のり①【旅の準備(旅行会社)】
今回はジャパンエキスポの出展者ということで、出展者専用のツアーに参加することにしました。航空券・ホテル・会場までのバスがセットになっているものです。
普段ならエクスペディアで航空券&ホテルだけ取って旅をするスタイルなので、ツアーは初参加。高いのか安いのかわかりませんでしたが、結果的にいい旅になりました。
今回の旅は阪急交通社さんのツアーでした。詳しくは3部作2作目に書きますが、とても快適なツアーでした。スタッフさんも皆さんフレンドリーで色々とサポートしてくれましたよ。初めて阪急交通社さんを利用した気がする(笑)でもなんか初めてじゃないような親近感のある旅行会社さんです。初めての海外旅行ツアーで不安がある人にもおすすめできる旅行会社さんだと思います。
その他、海外旅行保険はau損保で入りました。現地通貨は3万円分だけ事前に両替しました。クレカ持ってれば両方解決なんだけどね。
パリへの道のり②【パッキング】
旅の準備でワクワク&めんどくさいの両面を持っているのがパッキングですね(笑)スーツケースはどのサイズにしようかとか、服はどれを何日分持って行こうかとか…。
何を隠そう、今回も荷物はバックパックのみ。 ええ、1週間だろうがヨーロッパだろうが私は基本的にバックパックで旅に出ます(笑)
パタゴニアさんhttps://www.patagonia.jp/home/
のストームフロント・ロールトップ・パックです。(この形はどうやら廃盤のようです。30Lだった気がしますが防水性があってたくさん入るのが気に入っています。)
イギリスに行くときに買いました。アメリカにも2回これで行ってます。
www.kuronekofilmblog.com
このバックパックと身の回りのものを入れた小さめのリュックも持って行きます。
(今回はお写真を撮り忘れたのでもう一つのバッグが違うやつですね)
これに衣類とMacBook Proとカメラ(Nikon D3200)を詰め込めば旅の準備が完成します。
小さい方のリュックにはパスポートやお財布、機内で快適に過ごすグッズや空港で手荷物検査(保安検査)をスムーズにするために液体物をまとめたジップロックを入れておきます。機内に入ったらパタゴニアさんを上にあげて、小さいリュックを足元に置いておきます。
*ここで、長時間のフライト(エコノミー)におすすめなグッズを紹介
旅の準備については別の機会にちゃんとまとめてみようと思いますが、今回新たに仲間に加えたのが「フットレスト」なる一品です。
海外、特にアメリカやヨーロッパなどは長時間のフライトでとにかくツラい(笑)もちろんエコノミーにしか乗れないので足を伸ばすなんて到底できません。時々エコノミーでも足を置くところがついている飛行機もありますが、ないことの方が多いですよね。足も腰もとにかくツラい。このフットレストは座席のテーブルに引っ掛けてブランコみたいに足置き場を作るグッズなんですね。
アメリカに行くときもヨーロッパに行くときも毎度毎度足がつらいのに何もしてこなかったんですが、今回こそいい機会だと思って試しに買ってみたのです。
結果大正解!!あるとないとじゃかなり違いがあります。
11時間のフライトの間、これに足を乗っけて過ごしましたがすごく楽です。フットレストがないと足を前の座席の下に伸ばしたり、もしくは床に足をつく形になりますが、足を伸ばせば腰に負担がくるし床につけると膝に負担がかかる気がします。
フットレストがあると、足を置いてもふくらはぎを置いても空中に浮かせるような感じなのであちこち負担が軽減されます。オットマン的な?伸ばすのに飽きたら時々これに足先を乗せて体育座りしてみたりしました(笑)寝る時に体育座りするとちょっと快適かも。とにかくエコノミーでの長時間のフライトにはおすすめです。ビジネスやファーストに乗れる人には必要ないグッズです(笑)
パリへの道のり③【移動】
諸々の準備をもって、空港へリムジンバスで移動しました。
ツアーということで、一度阪急交通社さんのところで合流し、色々と説明を受けてからチェックインします。他にも出展者さんがたくさんいらっしゃいました。
今回の航空会社はJALさん。JAL好きなのでちょっとうれしかったです。
バックパックで旅するくせに、航空会社はいつもJAL(笑)だって快適なんですもの。
今回は羽田出発だったので出発までは羽田空港内でうろうろ。こういう時バックパックあるとちょっとめんどくさいのよね。
時間を見計らって保安検査→出国審査→搭乗ゲートへという流れになりました。
ツアーだとみんなでまとめて移動する感じがあったけど、結局最初のところだけであとは個人個人って感じでした。
さて。お待ちかねの機内食をご紹介。
今回はJL046便 羽田ーシャルル・ド・ゴール空港(ノンストップ)に搭乗。
11時間のフライトでした。
ウエルカムなおやつの写真は撮ってませんでした…。
ディナー。有名若手料理人さんが監修したメニューから選べます。私は鶏肉をセレクト。小鉢も和のメニューでとても上品なお味でした。お味噌汁もナイス。
これから1週間日本食には会えないかもしれないから(そうじゃなくても)味わってしっかり完食しました(笑)
おやつはハーゲンダッツ(JAL機内限定 カスタードプリン味)。やっぱうまい。
面白かったのがこれ。軽食で出てきた「AIRモス」。
モスバーガーを自分で作って食べるってやつ。
袋の中にバンズと野菜やお肉が入ってて、それを自分で組み立てて食べるシステム。
最初から組み立ててあってもいいようなものの(笑)子供や(私みたいな大人)にはすごく楽しいサービス。ごく短時間ではあるけど長時間のフライトをできるだけ楽しませようとするJALさんの心遣いが見えますね。
飛行機好きとしては機内の様子も1枚(笑)ボーイング777のエコノミーですが、設備がしっかりしてて快適です。USBついてるので充電できるし、スマホ入れっぽいのもついてます。機内エンターテインメントも充実しています。
11時間の間に映画を3本みました。映像クリエイターのくせに映画を見てないなぁと反省。ここぞと3本見ましたよ。
無事に11時間のフライトを終え、シャルル・ド・ゴール空港に到着しました。
とてもキレイな空港で、あちこち工事中ではありましたが建築物としてのデザインセンスがものすごいです。さすが芸術の国。
なんか木目調なのかなんなのかわかりませんがとにかくデザインがシンプルでオシャレっす。
空港では阪急交通社さんの元に集合してそれぞれバスでホテルまで移動しました。空港からホテルまでバスで30分くらいとのことでしたが、ここでなんと!予想外な出来事が。
パリはとにかく渋滞がすごい。
なんとなくヨーロッパって渋滞しないイメージだったのでちょっと驚きました。
パリに住んでいれば普通のことのようですが、パリの中心街を抜ける時にラッシュアワーだとぜんぜん車が進みません。
渋滞でバスが動かないとどうしても寝るか風景を見るしかないんですが、渋滞する車を見ていると不思議とここはパリじゃなくて東京なのかもと錯覚します。車に飽きて高速道路の壁を見ると、グラフィティ・アートもといスプレーで書かれた落書き…。これも東京感を醸し出していました。
妄想の中では「パリ=芸術の都=どこもかしこもキレイでオシャレ」でした(笑)
実際にパリに行って見て、いかにテレビや写真がキレイなとこしか映さないかよくわかりました。
高速道路からは「蚤の市の街」が見えたり、1998年のワールドカップでフランスが優勝したスタジアムも見えたりします。なんとも色々なものがギュッと詰まっているというイメージ。
ホテル紹介【ibis Paris 17 Clichy-Batignolles hotel】
今回のお宿はイビス パリ 17クリシーバティニョール ホテルでした。
www.accorhotels.com
パリ中心街からはちょっと離れていますが、ポートデクリシー駅のすぐそばで近くにスーパーや公園もあるかなり便利なホテルです。
駅チカの宿好きな私としてはテンションの上がるうれしいホテル。阪急交通社さんナイスセレクトです!
ジャパンエキスポの会場までは専用のバスで連れて行ってくれるので駅は利用しませんでしたが、電車に乗ればパリの中心街まで行くこともできます。
ホテルについてはまた別でご紹介しようと思いますが、別にゴージャスなホテルじゃなくても良いやって人にはかなりおすすめのホテルですよ。
ホテルの直ぐ側にはカルフールシティというコンビニみたいな小さなスーパーがあったり、ちょっと歩けばもう少し大きめのスーパーUがあります。途中には食事できる場所も沢山あるので住むように滞在する旅行にピッタリかと。
まとめ:今までのフランスやパリへのイメージがちょっと変わった
1日目は移動が中心でした。ホテルに着いて他の出展者さんたちと交流会をした後は出展の準備をするべく部屋で作業したり、近隣に買い出しに行ったあと疲れもあってすぐ眠ってしまいました。
フランスという国にはある種のあこがれ的なものがあって、なんか全体的にゴージャスでキラキラしたイメージでした(笑)
でも実際パリに来てみると、「東京やロンドンやニューヨークとそれほど変わらない」というのが正直な感想です。ただ、町並みはヨーロッパの中でもキレイだなと思いました。建物のデザインがとてもクラッシックですが、それが現代のものと混じり合いながら存在していても違和感がない。フランス人の美的センスへのこだわりを感じました。
また、フランス人は他国の人を受け入れないという勝手な妄想をしていたためかなりビビりながらパリに降り立ったわけですが…
フランスの人、すごく親切じゃん!!
って思いました。(フランスの人、ごめんなさい 笑)
詳しくはまた追々書いていきますが、困った場面場面で必ず誰かが助けてくれたし、ドキドキしながら「ボンジュール!」と挨拶するとニコッと素敵な笑顔と共に挨拶を返してくれました。なんだか、東京に住んでいると特にそう思うのかもしれませんが助けてくれたり挨拶をしてくれることがこんなにも良いものなんだと改めて思いました。
それをフランスの人に気付かされるとは。
ただ、1つ準備不足だったのは「英語が通じる」と思い込んでいたことです。
今までアメリカやイギリスなど英語圏ばかりに行っていたので「英語が話せればなんとかなるだろう」と思い込んでいたのです(それほどしゃべれないけど 笑)。
皆さんとても親切なのですが、フランス語でお話してくださるのでまったく理解できず…。フランス人のイメージとして「フランス語が一番と考える」っていうのがありましたが、まさにそれ。中には英語を話せる人もいらっしゃるのですが、なかなか英語を話してくれない。つい英語で話しかけてしまっていたのできっとあまり良く思わない人もいたんじゃないかと。申し訳ない。
空港や町中の標識・看板はほぼフランス語しかありません。スーパーに売っている現地のものも基本的にはフランス語のみ。レジの人もフランス語(そりゃそうか)。
ホテルの人は英語を話すことができました。スタッフさんによってはイタリア語・スペイン語・ドイツ語なども。さすがヨーロッパ。
パリについてしばらくは頭の中が大混乱でした。周りからは日本語が聞こえてくるし、目に入る文字はフランス語、口から出てきてしまうのは英語…。
これから海外に行くときは現地の言葉を少しでも覚えてから行こうと思います(笑)
フランス・パリに持っていたある意味妄想に近いイメージがガラッと崩れた衝撃の初日でしたが、これから何が起こるんだろうというワクワクした期待が沸き起こったのをよく覚えています。
つづく