
上手く撮れた!と思う写真を見ることも方法の一つだな。
フリーランスで映像制作をするようになって2年が経ちますが、
自分のしていることやスキルに不安を感じることって多々あったりするのです。
現場でプロのお仕事を見た時…
フリーランスの先輩のお仕事を見た時…
動画の研究をしている時…
いろんなパターンがあるわけですが、
私は特にネガティヴ思考になりやすい性格のため、
「今現在持ち合わせているスキルで果たして「フリーランスの映像クリエイター」と名乗りつつお金をいただくお仕事をしてもいいのだろうか?」
という疑問とともに、恐怖感すら襲ってくるわけです。
こういうのってすでにフリーランスとして活動されている方はもちろんのこと、
会社を辞めてフリーランスで生きていきたいけど自分になんのスキルがあるんだ?と悩んでいる方にも沸き起こる感情なんじゃないかと。
そんな私ですが、ここ数日で少し自信を回復する方法を考えてみました。
【目次】
まずは自信がないと思ってしまう部分を書き出してみる
そもそも何に対して「自信がないな」と思っているのかを紙に書き出す。
めんどくさいけど、心で思うんじゃなくて紙に書き出すのが大事。
私の場合は…
- かっこいい編集を見ると自分のスキルの無さを実感する
- 現場でいい画を撮ってるクリエイターさんを見た時
- プロのお仕事を目の当たりにしてわからないことがたくさんあった時
- SNS的なもので他のクリエイターさんの活躍を見てしまった時(笑)
もっとあるはずなんだけど、きっと記憶から消しちゃってるのだと思います。
こういうのを紙に書き出すだけでも心の中が整理されるので
モヤモヤしているときにはおすすめです。
*一番ダメージが大きいのはアレだな。SNS。あんまりSNSやらずに来てたんだけど映像仕事の幅を広げたりとか海外の友人達との連絡をするようになってからついつい他の人の投稿を見てしまって凹むパターンだな。
それぞれに対して自分で「できていること」「これから必要なこと」をぶつけてみる
問題点を書き出したら、それに対しての解決策をぶつけていきます。
「できていること」は…
- 編集スキル→自分が編集してクライアントさんに喜んでもらえた作品を見まくる
- 撮影スキル→自分の撮影した作品で「これは私にしか撮れない」ってとこを見る
- プロのスキル→これは現場でどんどん聞く。聞くことができるのもスキルだ
- SNS→見ないようにする(笑)もしくは差別化の参考にする
とにかく自己暗示的な作戦ですが、自分の持っているスキルの棚卸・整理でもあるわけです。自分の中で「良くできた!」というものやクライアントさんに喜んでもらえた作品やメールなどを見直すことで自信をつける意味合いもありますが、自分が持っているものを把握することで足りないものも見えて来ます。足りないものから必要なものを考えていきます。
「これから必要なこと」は…
- 編集スキル→とにかく手を動かす&勉強をする&上手い人に聞く
- 撮影スキル→実験を繰り返す&技法を学ぶ&かっこいい動画を真似する
- プロのスキル→現場に出てプロの人に聞く&技を盗む&プロの作品を見て勉強
- SNS→これも一つの広告と考えて、自分ならどうアピールするかの参考にする
私に関しては、知識不足が不安をもたらすようなのでとにかく学ぶことが自信の回復に繋がるようです。知識を積み重ねること、実践で手を動かして学ぶこと。
こうやって自信がない部分や不安な部分を一つ一つ潰していきます。
さらに他のカテゴリの「スキル」を考えてみる
さらにもう一つ。映像とは関係ないカテゴリで自分が持っているスキルを考えてみます。自信があろうがなかろうが、何か役に立ちそうなスキルやできること、好きなことでもいいので考えます。
私の場合は…
- 英語話せる&読める!(生きていくにはたぶん困らない)
- Adobe Premiere Pro使える(「使える」レベルだけど気にしない)
- 営業職経験10年間のスキルがある!(これ意外と使える)
- なぜかわからないけど人のビジョンを形にできる!
- 海外旅行が好き(特にヨーロッパ)
- ドイツが好き・ドイツ語が好き・Rammsteinが好き(笑)
- フランスにいっぱい友達できた
- プログラミングのお勉強楽しい
もっと書き出せそうだけど、だんだん幼稚になって来たのでやめました(笑)
でも書き出している内にちょっとずつ自信が湧いてくるのが不思議です。
「できることいっぱいあるじゃない!」
と自分で自分を肯定し始めると自信が湧いてきます。
映像カテゴリでは自信がちょっとなくても、他のカテゴリを見たら結構自信があるものって多いのかも。と気がつくんですね。
他のカテゴリのスキルを書き出すことの副産物「組み合わせて新しいものを生み出す」
こうやって他のスキルを書き出すことで、映像と組み合わせて新しいものを生み出すことができたりするわけです。
映像を作ることに営業職時代のスキルを組み合わせてみたらどうだろう?とか
海外にお友達がいっぱいできたから日本で撮った映像を送ってあげたら喜ぶかな?とか
この組み合わせが自分独自のものになればそれもまた自信に繋がるし、SNSでご活躍のみなさんに引け目を感じる必要もなくなるかもしれない。
自分のできることを見直すことでそこから自分のフィールドを作ることができる
自分ができることを見直せばモヤモヤの霧のなかから進むべき道を見つけることができるような気がします。
映像のスキルがないわけじゃないし、わからないことは学べばいいし聞けばいい。
数をこなしていく内にうまくなっていくものだってある。
英語だって話せるんだ。海外にいくことも全くストレスがないし、どの国でもうまく乗り越える自信もある。
10年の社会人経験・営業職のスキルは全くもって無駄じゃない。
自分には自信をもっている部分があるわけで、それを映像と組み合わせたり単独でもいいので自分のフィールドにしてしまえばいいんだと思います。
【師匠に言われた言葉】もっと自信を持ちなさい。自信のない相手とは仕事したくないでしょ?
私のメンターである師匠から言われた一言。
- 経験があるんだからもっと自信を持つこと
- 自信がない人に仕事を頼む人はいない
これはまた別で書きますが、師匠に相談した時に言われた言葉です。
映像に関して自信がないわけですが、それはプロの仕事ばかり見ているから。
「自分独自の映像スタイル」のプロになることが答え
「私はプロじゃない」のはもちろん正解なんだけど、社会人時代からライブ撮影をずっと継続しているので10年以上カメラを回しているっていう実績はあるわけで、その時点ですでに「素人」ではないんですよね。だから自信を持っていいと。
ライブビデオの現場は常に臨機応変に動かなくてはなりません。リハがないバンドさんだと曲を聴きながらギターソロやボーカルのカッコいい姿を撮らなくてはならないので、そこの経験とセンスはあるわけです。
プロはそれが仕事なわけで、スキルも場数もこなしているので上手いのは当然です。
だけど、それはいわゆる「プロのやり方」の中では上手いのであって「私らしい映像」を作るという意味では全く関係がない。
もし自分が仕事を頼む立場になった時、「自信がない」映像クリエイターには頼みたいとは思わないですよね?そりゃそうだ(笑)
「自信がない」とか「プロじゃない」っていうのは「逃げ」の言い訳でしかないのです。スキルがイマイチだからうまくできないかもしれない…じゃあ「プロじゃないんで」って言っておけばいいかっていう甘い考えが自分をさらに「自信がなさそう」に見せていたのです。
映像クリエイターと名乗るなら自分のスキルや作品に自信を持つべきだし、プロにならなくてはいけない。
世間一般的なプロが撮る映像が欲しい人はプロに頼むはず、私は私らしい映像だったりお客さんの問題を解決する映像を作ればいいんだ。「自分独自の映像スタイルのプロ」になればいい。師匠の言葉を聞いてそう考えることにしたのを思い出しました。
極端な言い方をすれば「私の映像スタイルが気に入らなければ頼まなければいい」くらいに自信を持ってしまえばいいんです(笑)
他人に振り回されている場合じゃない。
自分のスキルや映像スタイルに自信を持って行こうと思います。