今朝、妹から連絡がありました。
「猫が死んじゃった」と。
(写真左上の子は元気にしてます。右上の子は随分前に虹の橋へ。)
猫好きな我が家にはいつも猫がいました。
私が中学生くらいの時から猫が家にいる生活が始まり、今も実家には猫がいます。
小学生の頃には金魚やハムスターがいたりして動物たちが常に家族の中にいる家でした。(ハムスターはすごくかわいかったけど、子供ながらにひどいこともしてしまった記憶がずっと残っています。ごめんね。)
実家を出てもう10年以上たちますが、歴代の猫様たちは次々に去っていきました。
そりゃ猫様の寿命は人間のそれよりもはるかに短い訳で、生きているうちになんどもお別れを経験するのです。
いつもは猫様が死んでしまうと、実家に駆けつけてお別れをするのですが今回は行けませんでした、「行かなかった」というのが本当の理由です。
この猫様は私が実家を出てから来た猫様でほとんど一緒にいたことがないのです。
実家に帰った時にはもちろん挨拶をして頭を撫でたりもしましたが、いつまでたっても威嚇されちゃうようなそんな感じでした(笑)
ここで、ふと思ったんです。
「これがもし人間だったらどうしていたか」
あまり付き合いがないけど、家族や親族の一員と認識している人が亡くなったとしたら…。果たしてお別れを言いに行くだろうか?
猫様だから今回は行かなかったのかもしれない。
人でも行かなかっただろうか?
きっと母は「お別れに来ないなんてなんて冷たい娘なんだ」と思っていると思います。
だけど、「死」を近くで見ることがとても辛い。
全然会いに行かなかった私が、最後のお別れだけは顔を見せるなんて。
動物は寿命が人より短い分、色々なことを教えてくれるような気がします。
もっとも大きいのが「死」について教えてくれること。
こうやって会いに行かなかった猫様が急に死んでしまうこと。
猫様だって人間だって「急に」死んでしまう可能性はいくらでもある。
死んでしまってから会いに行っても、笑顔が見られる訳でも話すことができる訳でもない。生きている内に会いに行かないと意味がない。
猫様は彼らの10年くらいの人生をしっかり生きているんだなと思う。
毎日起きて、ご飯を食べて、寝て、遊んで、人に癒しを与える。
外で生きている猫様は5年くらいの人生だけど、ものすごく濃い人生なんだろうな。
(本当は外にいる猫様たちにも快適な空間で楽しく生きて欲しいんだけど)
人間は80年とか100年生きる人もいる。
猫様よりもはるかに長く生きられるけど、はたしてその中身はどうなんだろう?
とても考えさせられる1日になった。
虹の橋でみんなと待っててね。
長いことお疲れ様でした。ありがとう。