何週間か前にゲリラ豪雨的な日が あったのですが、その日は雇われ部門(バイト)その1がありました。帰ろうと一歩職場を出たらポツポツと…ゲリラ豪雨のスタートと帰りがちょうど重なってしまいました。
ひとまず職場に引き返して、雨のスキマで帰ろうと思っていたのですが同僚が上がる時間になったら車で途中まで乗せていただけることになり、同僚の家の最寄駅で降ろしてもらいました。こういう時歩き通勤は大変ですね…。
その駅で電車を待つ間に買った本が伊坂幸太郎さんの「オーデュポンの祈り」です。元々小説を読むのが好きなので時々本を買いたくなるのです。このほかにもう一冊合わせて2冊も一気に買ってしまいました(笑)
いつもなら最後まで一気に読んでしまい、1日で読み終わることが多いのですが今回はすごく地道に読んでいます。
で、ふと思ったのがこうやってじっくり本を読むことってなんとなく心の休憩になるような気がしたんです。文字しかない本の世界を想像しながら読んでいると嫌なこととか忘れて入り込んでいる自分がいます。
文字しかないので、テレビや映画や漫画とは違って読む人それぞれのイメージの世界が出来上がるのが本の面白いところです。
サラリーマン(社畜)時代も本を読んではいました。行き帰りの電車の中で混雑と睡魔と戦いつつ。その頃はハウツー本とか啓蒙本が多かったように思います。
「売り上げNO.1営業の仕事法」的なやつとか「上手な会議資料の作り方」とか「タイムマネジメント」とか。悩んでたんですね(笑)でも真剣に営業っていう仕事をやろうとしてたのもわかるラインナップ。
ためになる本もありましたが、営業のハウツーに関しては自分がすでにやっていることばかりしか書いていなかったので(自画自賛 笑)、学ぶというよりは自分のやり方が間違っていないということを確認しているような感じでした。
前の会社は誕生月になると図書カードをプレゼントしてくれたので、何か仕事のためになる本を買おう!(社畜まっしぐら。)と毎回こういう本を選んでいました。
電車の行き帰りでこういう本を読み、会社について本のように仕事をして…という暮らしだとほとんど生きてる時間が仕事まみれっていう感じです。全然心が休まる時がない。
本を読む時間はあったけど、心の想像力を広げるような『本』を読む時間は無かったんだなぁと思います。
現在は映像部門も抱える、クリエイティブなフリーランスなので、ハウツー本よりも物語を読んで想像力を養っていきたいと思います。