世界を旅する くろねこフィルム【おばちゃんカメラマンYükaのブログ】

ビデオカメラ一つで世界中を旅しながら生きる。そんな新しい生き方を目指して2016年35歳で会社を辞めました。映像のお仕事でどうやって世界を旅して生きていくのか?その過程を書き残します。雇われ仕事にちょっと疲れちゃった人にも読んで欲しいな。立ち上がれ!30代フリーランス!が合言葉。

【自称 旅ブロガー】⑦イギリス最終日 涙の離陸

(イギリス旅記事は2014年に書いた記事に加筆したり再編集しています。まだ社畜時代の記事です。)

 

 

なんとも感情的なタイトルですが(笑)

 

最終日の朝。

早めに起きて洗顔や着替えをして帰り支度をする。

ヒースロー空港11:50発の飛行機に乗る予定だが、なんと帰りは自力で空港まで行かなくてはならない(笑)でも、もうロンドンっ子とでも言いたいくらい地下鉄には乗りまくったし、ホテルのあるアールズコート駅からはピカデリー線で一本なのであんまり心配はしてない。

 

ひとまず荷物を全部持って、部屋に2ポンド置いて出てきた。

 

 

いつものイングリッシュ朝ごはんをたっぷり食べて、空港に向かうつもりだったけどまだ地下鉄の安い時間になっていなかったので(通勤時間が終わってからの9:30〜がオフピーク料金になる)、Patagoniaさんを背負って近所を歩く旅に出た。

 

地元に住んでる気分を味わいたいのと、公園に行ってみたかった。

(欧米の観光客が旅行先でもホテルの周りを朝走る感じかしら (笑))

 

テクテク歩いて、いつものスーパーを通り過ぎる。

ロンドンの人も出勤は早いのか車がすごく多い。車から見たら怪しげなアジア人が道に迷ってる風に見えてるのかもしれない(笑)

まだ時間が早いのでお店は開いていないけど、カフェや不動産屋さん、電気屋さんと色々あって面白い。

たぶんホテルなんだと思うけど、各窓にお花があったりしてとても素敵だ。

日本に帰ったら真似してみたい。

 

しばらく歩くと、厳かな雰囲気の教会。無宗教だけどちょっとお祈りしてみたくなる。

 

こんな近くにあったのね…「ビクトリア&アルバートミュージアム

 

圧倒的なデザインの素晴らしさ。

今度来た時は来てみよう。今は一部改修中みたい。

 

のんびりテクテクお散歩気分だったけど、朝なので気温がすごく低い。さらに小雨が(笑)

こっちで買ったパーカーのフードをかぶってやり過ごす。

 

途中でまた別のすごくデカイホテルを何軒か見つけたり、ステキなお家を見ながらドンドン進む。

 

 

が!ここでトラブル発生。

道もよくわからず行きたいように進み、そろそろ折り返すかと道を渡って反対側の道を真っ直ぐ戻ればいいものの、太陽が顔を出して気分が良くなったのかなぜか無駄な冒険心が発揮され横道に入ってしまった。

自分の中ではさっき来た道の一本隣だから真っ直ぐ行ってどこかで曲がれば合流するだろうという甘い考え(笑)

 

迷ってるかもと思いつつも平静を装いながら歩き続ける(笑)

地下鉄の駅を見つけたり、市民病院を見つけたりしながらひたすら歩く。

いくつか公園も見つけたけど私有地?らしく門が閉まっていたので外からのぞいてみた。

緑がいっぱいで、ベンチがあったり、お花がいっぱいあってとても癒しの空間になっている。

今度はどこかで入れるところを探してみよう。

 

もうだいぶ歩いて、とっくにホテルに着いてるはずなんだけど全然知らないところにいる(笑)

ちょっと人が多いエリアに出るけど地下鉄の駅が見つけられない…

空港に向かう電車の時間もあるので多少焦り出してくる。

 

そこで、この旅ほぼ初登場のipadちゃんを起動。

GoogleMAPを起動して現在地を確認。

一本隣の道と思っていたが、だいぶ斜めに走っている道だったみたい…

かなりホテルから向こうにいたので、観光客丸出しなのも気にせずipadちゃんを握り締めながら元の道に出られるように方向修正しながら歩き続ける。

 

ひたすら歩いて気がついたら知っているエリアに出た。

アールズコート駅の方からホテルに帰る道まで来た時はちょっとホッとした(笑)

 

知らない土地では冒険心を抑えたほうがいい(笑)

でも、決まりきったルートだけの旅は面白くないもんね。

方向音痴を直そう(笑)

 

いったんホテルに帰って、フロントの談話コーナーで休憩。

電車の時間を見計らってホテルをチェックアウト。

最終日のカウンターにはインド系のお兄さんがいたけどすごく親切でイイ人だった。

初日のお兄さんはあんまり愛想を良くしないタイプみたい。人見知りか?(笑)

でも、快適なホテルライフでしたよ。ありがとう!また来るよ〜!

 

アールズコート駅からピカデリー線にのって一路空港まで。

空港は日本と同様郊外にあるのでだんだん風景ものどかになってくる。

途中で乗ってる電車が違う方に行くのに気がついて乗り換える(笑)

ヒースロー空港駅はターミナル1,2,3と4と5に分かれている。

グルっと回ってるので最終的にはどこのターミナルにも降りられると思うけど、今回はターミナル3からの帰国なので間違えないように降りた。

駅は成田空港のように空港に直結。そのまま空港内に入ることができる。

 

 

 

歩いてヴァージンエアーの建物へ。

時間もあまりなかったのですぐにEチケットを発行してもらい、荷物をもって荷物検査&出国審査。

荷物検査は液体物(リップクリームも液体物になるらしい)を別のビニールに入れてカバンとは別に見せる。全身チェックされて解放。

荷物を整理していざ免税エリアへ。

 

お腹が空いていたのでレストランORIEL http://orielbrasserie.co.uk へ。

メニューを見てもよくわからないのでイギリスっぽいものをセレクト。

 

 

パンとこのおかずたち。真ん中の黒い塊は何とかケーキだったか何とかプディングっていうなんかをまとめて固めて焼いた感じのもの。初めて食べるものだけど嫌いじゃない味だった。

ちょっと高級な朝ごはんになった(笑)

紅茶も飲んでイギリス最後のごはんを堪能した。

サーブを担当してくれたアガさんはイギリスに勉強に来てるって言ってたなぁ。

色々と話を聞いてくれて、変な英語でごめんねと言うと「大丈夫、とてもフレンドリーでいいと思う」と言ってくれた。あれ?もしかして馴れ馴れしいと思ってたのかしら(笑)

まあ、いいや。「また来年来るつもりだからまたここに来るね」と伝えた。

 

お腹も満腹だし、そろそろ搭乗かしらと思ったら全然表示が出ない…

ベンチに座ってみたけど、暇つぶしグッズが何もないのでとりあえずお店に。

最後のお土産エリアなのでまたちょっと物色(笑)

 

ロンドンで行けなかった高級デパートめぐりの代わりに、ここにもHarrodsがあったのでちょっとお世話になっている人たちへのお土産を物色。

ステキなローズのボディケアセットや石鹸を購入。

 

 

他にも色んなお店があるけど、またBootsを発見!!探してたリップをまた探すけどやっぱり無い…とりあえずお水とお菓子を買ってみた。レジでウエットティッシュなのかクレンジングシートなのかよくわからないものを勧められたので小銭減らしのために購入。

(こっち帰ってきて顔を拭いてみたけど素材が固くて痛いのでウエットティッシュなんだと思う(笑))

 

後はひたすらフラフラして搭乗時間を待つ。

待合室的なところに行っても混んでるし、どこもかしこも遅れてるみたい。

安全のためだからしょうがない。

 

ようやく搭乗のお知らせが来たのでゲートに向かい飛行機に乗り込む。

荷物を上にしまって席に着く。

タオルわらじに履き替えて、枕をストールで包んで簡単ネックピローにして離陸を待つ。

 

離陸の時、なんとなく悔しい気持ちになった。

もっとこっちにいたいっていうのもあったし、何より「帰らなくちゃいけない」のが悔しかったんだと思う。

もちろん大金持ちなワケでも、ロンドンで生きていくだけの収入を得るためのスキルがあるわけでもない。知り合いがいるわけでもないしこっちに残る理由もない。

でも、日本に帰ってまたいつもの暮らしに戻ることにちょっとした不安があったのかも。

「このままでいいのか?」という感情がいつもある。

毎日同じような仕事をして、毎日遅く帰ってきて寝る。また同じように1週間が過ぎ、月1回の会議資料をごまかしながら作って、1ヶ月が充実せずに終わり、あっという間に1年が過ぎる。

何も自分の納得いく事が出来てない。

 

仕事はあくまで自分のしたいこと、人生の意味を見つけることの資金作りの手段であって、仕事に振り回されて1年が過ぎていくのはなんか違う気がする。

仕事の合間にやりたいことのために時間を費やし、世界中を飛び回って色々な経験をしたいんじゃなかったっけ?

飛行機が滑走路を離れて、だんだんとロンドンの街が小さくなるのを見て「必ず帰ってこよう。次回は住むつもりで来よう」思った。

 

後はヴァージンエアーのステキなサービスを受けつつ、前の席が限界まで倒れてくるのをガマンしつつ(笑)爆睡しながら成田空港まで帰ってきた。

帰りの交通手段は考えてなかったけど、タイミングよく地元まで連れてってくれるバスがあったのでお金を払って急いでバスに乗り込んだ。

 

後はひたすら爆睡(笑)

 

寝てばっかりの移動だったけどすごく日本は蒸し暑くてびっくりした。

でもなんとなく日本語がいっぱい聞こえるとホーム感があって安心する。

 

昼間に着く飛行機に乗れたので家に着いてすぐ洗濯や荷物の整理ができたのはすごく良かった。

爆睡してたのでちょっと元気もあったし(笑)

 

「何かを得よう」と思っていたけど何も得られなかったような気がする。

でも焦ることはないのかもしれない。体が動くうちは何度でも海外に行けばいい。

その中で何かを得ればいい。

 

今回のロンドンへの旅は自分の人生において大きな意味のある旅になった。

これからもっと世界を見に行こうと思う。

もっと英語の勉強が必要だ。世界に通用する英語力。

(TOEIC高得点と英会話習得を目指して、現地で仕事ができるようにする。ドイツ語も。)

映像の勉強を続ける。

営業スキルを伸ばす。

そのくらいちゃんとできないと日本人として恥ずかしい。だから日本にいる間は必死にやる。

 

記録に残しておく。

 

<今日の費用>

空港でゴハン  £10.95(¥1971)

空港Harrods  £42.30(¥7614)

空港Boots  £8.05(¥1449)

成田空港リムジンバス ¥3100

 

小計¥14134

 

旅の合計金額(ツアー代30万円除く)¥130872でした。

これからの旅の初期装備等も含むのでちょっと高額だけど…

初期装備等を除くと¥81494とまあ予算内に収まったかと。

 

 

 

(ちょっとウラ話)

妹とは結局ケンカしたままで帰ってきたのでヒースロー空港の待合室で姿を見かけただけになった。家についてから夕方にクロネコさんの空港便なるもので預けてあったお土産を送ってきてくれた。すっかり忘れてたのに…本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

素晴らしい妹がいることに感謝です。ありがとう。

「一緒に買い物出来て楽しかった!」と言ってくれた。その時のお買い物。

 

また一緒に行けるといいな。

 

 

●運営者:Yüka●

笑顔を引き出す映像職人。
フリーランス2年生。
35歳で脱サラ。
なんのスキルもコネもないのにフリーランスの映像職人になりました。

●このサイトの考えかた●

最近「新しい働き方」が注目されています。若い世代はすでに適応し始めています。
その陰で戸惑っているのが私と同じ30代半ばからそれ以上の世代。
「どうせ若い世代だけの話でしょ?うちらはこのまま生きて行くしかないよね」と。

私がこのブログで伝えたいこと。それは

「生き方を変える」のは今からでも遅くないんです。

ということ。
私自身が35歳で安定した会社員生活を卒業し、
ずっとやりたかった映像制作のお仕事をフリーランスという形で始めています。
その様子をブログで綴りながら、

30代後半からでもできるかもしれない!


とみなさんに思っていただけたらいいなと思っています。

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